東郷輝久先生。

師と呼べる方がどんどんあちらへ行かれます。それが時の流れなのでしょうが寂しいことです。


今日はジャズボーカルの恩師、東郷輝久さんの49日でした。(9月21日逝去)


まだインターネットでものを調べたりしない時代。この先生に教えてもらいたくて本屋でジャズ雑誌を立ち読みし、所属事務所の電話番号を調べて習いたいと直訴の電話をしたのでした。

レッスンを受けるにあたっての最初の面談で、先生は私にいくつかの事をおっしゃいました。
そのいくつかの事が、30余年たった今も私が音楽家として生きる上での指針になっているのですから、考えてみたら恐るべしです。


全部書いたらきりがないので、最近特に強く感じる一つだけ、ここに公開します。


「良い音楽とそうでない音楽を聴き分ける耳を持つ事が、とても大切。
どうしたらその耳を養えるか。良い音楽を聴く事である。」


くらちかべしんぶん

ボイスアーティスト倉地恵子から皆様へ。